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処分と費用

粗大ゴミは買取に出せる?
愛知38市の手数料と判断の順序

最終更新:2026年8月30日

粗大ゴミは買取に出せる? 愛知38市の手数料と判断の順序処分と費用粗大ゴミは買取に出せる?愛知38市の手数料と売る・捨てるの判断

粗大ごみに出そうとしている物が、買取の対象になることがあります。判断の基準は「まだ使えるかどうか」ではありません。捨てるといくらかかるかです。

名古屋市は2026年10月1日の収集分から、粗大ごみの手数料を250円〜2,500円の6区分に改定します(現行は250円〜1,500円の4区分)。食器棚(120cm超)とマッサージチェアは2,500円、たんす(120cm超)とスプリング入りマットレスは2,000円です。捨てる費用が上がるということは、0円で引き取ってもらえるだけで得をする金額が上がるということでもあります。

しかも愛知県内では、市によって制度がまったく違います。一宮市は品目を問わず1点800円、豊橋市は資源化センターへ自分で運べば無料、豊田市には「自宅前に出せないものは収集しない」という条件があります。同じ食器棚でも、住んでいる市で処分費用は0円から2,500円まで変わります。

この記事では、愛知6市の粗大ごみ制度を並べたうえで、買取に回すべき物と粗大ごみでよい物の切り分け、そして「無料で回収します」という誘いに応じる前に確認すべきことを整理します。

目次
  1. 粗大ごみと買取は「どちらが得か」で選ぶ
  2. 愛知38市の粗大ごみ手数料は市ごとに違う
  3. 買取に回す価値がある物・粗大ごみでよい物
    1. 家電4品目は「粗大ごみに出せない」品目
  4. 「無料で回収します」に応じる前に確認すること
  5. 売る・捨てるを決める順序
  6. 愛知県で買取に出すなら
  7. 粗大ゴミと買取に関するよくある質問

粗大ごみと買取は「どちらが得か」で選ぶ

粗大ごみに出すか、買取に出すか。判断の材料は2つだけです。

  • 捨てるといくらかかるか——住んでいる市の手数料で決まります
  • 売れる可能性があるか——品目・年式・状態で決まります

ここで重要なのは、買取に出す価値は「高く売れるかどうか」だけでは決まらないという点です。値がつかなくても、無料で引き取ってもらえれば処分費用の分だけ手元に残ります。名古屋市で2,500円の品目なら、0円で引き取ってもらうだけで2,500円の差です。

逆に、次のような場合は素直に粗大ごみに出すほうが早く済みます。

  • 自分で運べる大きさ・重さで、持ち込みが無料または安い市に住んでいる(豊橋市など)
  • 点数が1〜2点しかなく、明らかに値がつかない状態のもの
  • 収集日まで待てる時間がある

愛知38市の粗大ごみ手数料は市ごとに違う

愛知県38市の制度を調べたところ、同じ県内でも金額も条件もそろっていませんでした。ここでは代表的な6市を並べます(38市すべての一覧はエリア別ガイドにあります)。

愛知38市の粗大ごみ手数料は市ごとに違う
収集の手数料持ち込み特徴
名古屋市品目別。2026年10月1日収集分から250〜2,500円の6区分(現行は250〜1,500円の4区分)同時に定義も「30cm角超」から「45L指定袋に入らないもの」へ変わる
一宮市1点800円(品目を問わない)。1回の申し込みは5点まで環境センターへ持ち込めば10kgごと200円60cm以上、または6kg以上が粗大ごみ。持ち込みは予約不要
豊田市納付券1枚300円×必要枚数。LINEから24時間申し込める自宅前に出せないもの・収集員2人で持ち上げられないものは収集しない
岡崎市900円・1,200円・1,500円・1,800円の4区分10kgまで200円、以後10kgごと200円ピアノ・農機具・原付・温水器はクリーンセンターで受け入れない
豊橋市「大きなごみ」の戸別収集は有料資源化センターへの持ち込みは無料(要予約)自分で運び、自分で荷下ろしすることが条件
春日井市電話申し込みで収集(1回3点まで10kg以上の部分に10kgごと200円クリーンセンターの受け入れは1辺80cm以上・50kg以下

各市の公式サイトで2026年8月21日に確認した内容です。制度は改定されるため、依頼前に各市の最新情報を確認してください。市ごとの詳細はエリア別ガイドにまとめています。

この表から読み取れることは3つあります。

  • 点数が多いほど買取の価値が上がる——一宮市で10点なら8,000円、岡崎市なら9,000円以上。まとめて見てもらう意味が大きくなります
  • 「市が受け付けない物」がある——豊田市の「自宅前に出せないもの」、岡崎市のピアノ・農機具。これらは市の制度では処分できません
  • 自分で運べるなら持ち込みが安い——豊橋市は無料、一宮市・春日井市・岡崎市も10kgごと200円です

買取に回す価値がある物・粗大ごみでよい物

品目ごとの切り分けです。迷ったら査定だけ取るという選択もあります(写真査定なら数分で終わります)。

買取に回す価値がある物・粗大ごみでよい物
品目買取に回す価値判断の基準
冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン高い粗大ごみに出せない品目。捨てるとリサイクル料金がかかる。製造5〜7年以内なら買取対象
大型家具(食器棚・たんす・ソファ)高い名古屋市では改定後2,000〜2,500円。ブランド家具なら値がつく。無料引き取りでも差が出る
電動工具・機械類高い中古需要が安定している。バッテリー・充電器がそろっていると有利
ピアノ・農機具・原付高い岡崎市では市が受け入れない。専門の買取業者がある品目
小型家電(扇風機・炊飯器など)製造5年以内なら対象になることがある。一宮市は1点800円なので差は出る
マットレス・布団低い衛生面から買取不可の業者が多い。粗大ごみが現実的
汚れ・破損の大きい家具低い再販できないため値がつかない。引き取りの可否だけ確認する

家電4品目は「粗大ごみに出せない」品目

テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンの4品目は、家電リサイクル法の対象です。名古屋市も一宮市も、この4品目を粗大ごみとして収集していません。処分するには次のいずれかになります。

  • 買い替える販売店に引き取ってもらう
  • 郵便局でリサイクル料金を支払い、指定引取場所へ自分で運ぶ(収集運搬料金はかからない)
  • 市の許可を持つ収集運搬業者に依頼する(リサイクル料金+収集運搬料金)
  • 買取業者に査定を取る(製造5〜7年以内で動作すれば対象になることがある)

リサイクル料金の目安はテレビ1,320〜3,700円、冷蔵庫3,740〜5,600円、洗濯機2,530〜3,300円、エアコン550〜2,000円(別に収集運搬料金)です。売れれば0円以上、捨てれば数千円という差になります。

「無料で回収します」に応じる前に確認すること

粗大ごみの費用を調べていると、「無料回収」をうたう業者に行き当たります。ここには制度上の論点があります。

「無料で回収します」に応じる前に確認すること
行為必要な許可誰が出すか
買い取る(古物の売買)古物商許可都道府県公安委員会
家庭の不用品を引き取って処分する一般廃棄物収集運搬業の許可市町村
事業所から出る廃棄物を運ぶ産業廃棄物収集運搬業の許可都道府県

ここで押さえるべきは、家庭から出る不用品は「一般廃棄物」であり、市町村ごとの許可が必要だという点です。産業廃棄物収集運搬業の許可では代替できません。買取業者が産廃の許可を持っていることはありますが、それは事業所から出る廃棄物のためのものです。

名古屋市は「市の許可のない回収業者には粗大ごみなどの処分を頼まないで」という注意喚起を出し、許可業者の一覧を公開しています。「まとめて無料で持っていきます」と言われたら、それが買取なのか処分なのか、処分なら許可があるのかを確認してください。

とはいえ、実務では線引きが常に明快なわけではありません。値のつく物を買い取り、そのついでに値のつかない物も引き取るという形は広く行われています。確認すべきは、売れる物が1点もない状態で「全部無料で持っていく」と言われた場合です。そこには買取の実態がないため、処分の許可が必要になります。

参照:名古屋市「市の許可のない回収業者には粗大ごみなどの処分を頼まないで」

売る・捨てるを決める順序

片付けを効率よく終わらせる順序があります。買取を先、粗大ごみを後です。

  1. 売れそうな物を写真に撮る——家電は製造年ラベルも一緒に撮ります(冷蔵庫は背面か側面、洗濯機は上面か背面)
  2. 2〜3社に写真査定を出す——メールかLINEで送れば、多くの業者が概算を返します
  3. 訪問日を決める——搬出経路(階数・階段の幅・エレベーターの有無)を伝えます
  4. 査定当日、値がつかない物の扱いを確認する——引き取れるのか、費用がかかるのか
  5. 残った分を粗大ごみに申し込む——市の収集は申し込みから収集まで日数がかかります

この順序である理由は、粗大ごみの申し込みには締め切りがあるためです。一宮市は収集日の1週間前まで、豊田市も収集日の1週間前までの申し込みが必要です。先に粗大ごみを申し込んでしまうと、買取に回せたはずの物まで手数料を払って捨てることになります。

逆に、出張買取は業者によって当日〜数日で訪問できます。時間の制約が緩いほうを先に動かすのが、段取りとしては合理的です。

愛知県で買取に出すなら

愛知県内で買取を頼む場合、住んでいる市の制度と、業者の拠点がどこにあるかの両方を見る必要があります。当サイトでは、県内で買取に対応する8社を買取方法・拠点・得意な品目・古物商許可で比較しています。

愛知県の買取業者8社の比較表を見る

市ごとの粗大ごみ制度と掲載3社の比較はエリア別ガイド、品目ごとの値がつく条件は品目別ガイド、出張・店頭・宅配の違いは買取方法の比較にまとめています。

粗大ゴミと買取に関するよくある質問

粗大ごみに出す予定の物でも、買い取ってもらえますか?

品目と状態によります。とくに家電(製造5〜7年以内)、大型家具、電動工具は買取の対象になりやすい品目です。値がつかなくても無料で引き取ってもらえれば、粗大ごみの手数料の分だけ手元に残ります。

名古屋市の粗大ごみはいつから値上がりしますか?

令和8年(2026年)10月1日の収集分からです。手数料が250円〜1,500円の4区分から、250円〜2,500円の6区分に変わります。同時に、粗大ごみの定義も「30センチメートル角を超えるもの」から「45リットルの指定袋に入らないもの」へ変わります。

「無料回収」の業者に頼んでも大丈夫ですか?

家庭から出る不用品を引き取って処分するには、市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。名古屋市は市の許可のない回収業者への注意喚起を出しています。買取なのか処分なのか、処分なら許可があるのかを確認してください。

冷蔵庫やテレビを粗大ごみに出せますか?

出せません。家電リサイクル法の対象4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機)は、名古屋市も一宮市も粗大ごみとして収集していません。販売店への引き取り依頼、指定引取場所への自己搬入、市の許可業者への依頼、または買取業者への査定のいずれかになります。

この記事を書いた人

執筆・編集:愛知買取ナビ 編集部

愛知県で家具・家電などの不用品を売るときの買取業者を、出張・店頭(持ち込み)・宅配の3つの買取方法と品目、市ごとの粗大ごみ制度とあわせて比較しています。掲載している業者の情報は各社の公表情報、制度の数値は各市と省庁の公表資料をもとに、確認した日付とあわせて記載しています。

最終更新:2026年8月31日